ぼくと魔法の言葉たち

f:id:amam1:20180623014825j:plain

愛する息子オーウェンは2歳の時に突然言葉を失ってしまった─
それでも“信じる”ことを諦めなかった家族はやがて大きな奇跡を起こす
サンダンス映画祭で鳴り止まない大喝采を浴びアカデミー賞ノミネートも果たした愛と希望のハートフルドキュメンタリー

 
ーーー
 
これねーーディズニー映画をたくさん見てきた人は絶対見てて楽しめるドキュメンタリー。
 
私も物心つく前からディズニー映画のVHSが家にいっぱいありましてね、その甲斐があってTDS・TDLオタの友人に引かれるくらいディズニー映画の知識はあるんですよ。
f:id:amam1:20180622210756j:plain

(TDSとTDL合わせて合計5回くらいしか行ってないけどね)   そんな私なんかがかっすかすに霞むくらい、主人公のオーウェンはディズニー映画好きでなんと台詞を丸暗記していると。(自閉症特有のものかもしれないけど絶対そうじゃない。)  

"ディズニー映画が人生の台本"で、自閉症でありながら独り立ちに奮闘するオーウェンとその家族を映したのがこの映画。

 

以下、ネタバレ

映画内のインタビューでお父さんがベッド下に隠れながらイアーゴになりきってオーウェンに話しかけてみたという話で父さんが突然のモノマネ。(Youtube予告動画に有り。)

f:id:amam1:20180622211339j:plain

ベッド下なのにめっちゃ顔芸!!!!笑
なんかここがもうめちゃくちゃアメリカンだなと。子供に全力で付き合ってあげられる素敵なパパン。<
 

あと兄のウォルト(この名前も運命的だなと思ったのは私だけ?)が「過去の弟を取り戻した」と回顧している時

子供時代の兄弟がふたりで腕をぶらぶらしながら遊んでいる映像が出てきてその映像に『ジャングル・ブック』の映像が重ねられていたのはかなりズルかった。あの二人(二匹?)は色々教えあっていてとてもいい関係だったから。やるねぇ監督。
 
 
この映画で一番胸に刺さったのは
オーウェンと概念的な存在について一緒に考えてくれてるセラピスト的存在のソーシャルシンキング評価者(なにこの職業初めて聞いたぞアメリカすごいな)がお母さんに
 
「もう大学を出る年齢です。彼は大人として何を望んでいくか考えなくちゃいけない。彼は家族や社会にどう貢献出来るでしょう?」
 
って言った時の母さんの答え。論破したとかそんなんじゃなくてなんかただ人間としてカッコよかった。
 
「夫が言ってたんです。『人生の意義なんて誰が決める?』」
 
シビれた
 
 
 
映画の終盤にはオーウェンが大学を卒業する前の最後のディズニークラブのシーンが。
なんとジャファー役とイアーゴ役の声優がゲストとして参加
イアーゴ役の人が出てきた瞬間私泣いたよね。オーウェンの親類にでもなった気分。
サプライズされて嬉しみが爆発してたオーウェンが可愛かった。
 
 
ーーー
 
 
オーウェンしかりディズニークラブにいる人は皆、初めて見たかのように緊張しながら観たりとディズニー映画を楽しんでた。子供のような目と心で観られるってすごくうらやましい。
よく言われてるよね、「出来ることなら〇〇(大好きな何か)を見た記憶を消去してもう一度出逢いたい」って。ほんとそれだなって思った
 
 
大人になってでもなお大人になることを少し恐れているオーウェンだけど
家族が「でも、あの子はきっと大丈夫」と言っていて
本人も「頑張らなくちゃ」ってなった
 
ところでライオンキングのあのシーン。

f:id:amam1:20180622213038j:plain

ったく、ディズニー映画最高かよ。監督もやるなぁ。

 
 
 

よーし、ディズニーの何か見るか。